今月の書🖌

「我以外皆我師也(われいがいみなわがしなり)
文豪吉川英治の言葉です。
吉川英治は数々有名な言葉を残していますが、「我以外皆我師也」は、自分以外のいかなる愚人でも自分にそれを知らしめる意味でそれは先生にあたるのだと、謙虚に生きることの大切さを説いているのです。
吉川英治は数々の歴史小説を残していますが殊にこの言葉は、豊臣秀吉の歴史小説を書いた中に、学問することままならない境遇でも常に自分に関わる人々のどんな些細なことにも耳を傾けて吸収してしまう天性の学ぶ力があって太閤殿下まで登りつめたと記して、「我以外皆我師也」という言葉を残したのです。
謙虚にひとの話を聞くことが大事だと問いかけるこの言葉を、僕はいつも思い出して自分の糧にしています。
(書は筆者による)
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