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三島由紀夫と東大全共闘✨


若い人には何のことかわからないと思うが、狂気の天才作家とされてしまった三島由紀夫が、50年前に学生紛争最前線にいた東大全共闘の学生闘士たちとたった一人でいわゆる丸腰で渡りあった伝説的なシンポジウムである。この度その当時の状況をドキュメンタリーに映像化して配給するというから、50年前の二十歳の医学部学生であった当時に想いを起こして振り返ってみた。

その当時学生紛争の激しさのピークを迎えていて激しい紛争の中、闘争における殺戮も多くあり学閥主義の象徴である東京大学が全共闘によって占拠され、安田講堂というメッカで千人にものぼる学生達の群がる中警察の警護も断り単身乗り込む三島由紀夫は私には英雄に見えた。


主張するものにお互い通じ合う可能性もない、対論というより言葉のぶつけ合いに終始したが、若い学生の熱弁に高笑いする三島の堂々とした対峙に何故か私は爽やかささえ感じていたと思う。


自決する一年前であるから三島にはすでに死を恐れない覚悟した高揚感があり、多くの荒々しい学生達と対してもまるで子どもをあやすごとくであったのだ。

当時この討論はマスコミ的には面白く扱われたが、討論の語る内容はそれほど評価されず、この何十年も眠りから覚めなかったが三島が暗示した通り、この日本はどこに向かうのか崩壊するのかという悲観的危機感の中で、当時を知る文化人達が掘り起こしフラッシュバックさせようとしている。
3月20日GAGAが配給するこのドキュメンタリー映画を私は改めて興味を持って観ることになるが、果たしていまの若者にどのように映ることかと不安でならない。



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プロフィール

清水 喜代治

Author:清水 喜代治
名古屋市天白区にある清水産婦人科の院長です。

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