油照(あぶらでり)

今年の夏は、残暑というにはいかにも苛酷な暑さでしたから、表す書を探すのに困りました☹️
残暑と受け流せない嫌味を感じないわけにはいきませんね😊『油照』は厭らしい油まで脂まで滴る苦々しさをどうしても表現したかったのです。
もちろん医師会報の表紙の書のことですが、いま、刊行されてから見るともう少し暴れた書にすべきだったかと後悔しています😅おそらく、この書を書くときは本物の暑さに圧倒されて暴れさせるパワーもなく書いたからなのでしょうね^_^
今日医師会員に配布されましたが、何も感じない方や、また違う夏の終わりを迎えた方や、頷いていただける方様々でしょうが、創作書は筆を降ろす刹那の感性ですから、したためた本人さえ実感を置き去りにしてきているものなのです。
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