全米オープンを壊した男🏌️♂️

モンスターコースと言われ続けた今年の全米オープンの舞台は、ゴルフの常識を壊して、距離のハンデキャップも、ラフやハザードの配置さえも簡単とも思えるほどのパワーで醜く蹂躙されてしまった。ブライソン.デシャンボーの出現である。
かつてジョンデーリーやタイガーウッズがゴルフを変えたと言われたが、デシャンボーはその時の衝撃を超えた。「デシャンボーだけ小さなゴルフ場でプレーしていた」と通常の攻め方をした上位選手が自嘲気味に呆れていたが、うまい表現だと思う。
これからもデシャンボーが世界のゴルフを牽引していくのなら、ゴルフプレーそのものが完全なアスリート化したスポーツとなってしまうのだろうか?
デーリーやウッズが出現する前、ジャックニクラウスが、彼自身帝王と呼ばれるほどのパワーゴルフを展開してその名を広く知らしめたが、その後コース設計家として世界中にゴルフ場を造りその設計理念の一つとして意外にもこんな言葉を残している。
「コースは力より頭を使うプレーヤーにこそ報いられるべきだ」
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