今月の書『運否天賦(うんぷてんぷ)』

もうすぐ71歳になりますが、長く生きてこれたのもそしていろいろな試練を経験しても、大病せず失業もせず、気がついたら今があったという自分に密かに満足しています。
医者としても、そして今の医療法人理事長としても、特別秀でた才能があったわけでもない自分が今あるのは、様々な人の助けや幸運によるものであるのはもちろんですが、なにより健康で過ごせたことに他なりません。
『運否天賦』
世の中の吉凶禍福は天がそうさせるのだという、つまり運を天に任せること。
逆らわず、時の流れに漂流するように、自分としては自然体で生きてきました。
そうは言ってもいつまで生きるかわかりません。
私の父が90歳近くまで生きましたが、孫に(つまり私の息子達に)「あんたたちの孫と遊んでる夢をよくみるよ」と壮大に語っていましたが、自分もそれに近い生き様を夢遊したりしています。
人は歳をとってからが一層面白い。それが今の裸の心境です。
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