人間到処有青山🌟

世の中コロナウィルスの猛威で大混乱ですが、こんなときこそしっかり自分を見つめて明日に向かって力強く生き抜きたいものです。
今だいたい月に一作程度創作書を書き下ろしていますが、今月は故事ことわざから表題の「人間到処有青山」を書きました。
「じんかんいたるところせいざんあり」と読みます。
もちろん「にんげん」と読んでもいいのですが、漢文の音読の響きからして「じんかん」と読みたいのです。
人間はそれぞれの故郷を離れて羽ばたいていっても、進むべきその到るところで馴染むべく居場所が必ず見つかり、更にその墓場まで用意されるものだから、大いに活躍すべしという意味です。幕末の頃、釈月性という僧侶が記した故事ことわざです。
昔の人はいいことを言うものです。
まさに現代の窮屈な社会構造に喘ぐ人間を予言してか、鋭い眼差しで我々に問いかけています。
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