書,

篠田桃紅さんという書家がいます。きのうEテレで特集番組があり興味深くみさせてもらいました

シャンソン教室の先輩で親戚にあたる方に教えてもらい知ってはいましたが、102歳という高齢書家は例を見ない存在です

書は奥が深いというより僕の中では脳細胞のひらめきがその指にそしてその筆の穂先に伝わり、墨の濃淡と相俟って創りあげる心からの吐露だと思っています

テレビの取材中でとか人がいる前ではけっして筆を持たないという桃紅さんは、102歳という生きているだけでも不思議なのになんと言葉やその世界までもが澄みわたるように晋としていて常人には計りしれない才能が桃紅さん全体を取り囲んで、自然に引き込まれてゆく力を感じました

作品は常に一生に一度の感性とその能動だと思うんです

桃紅さんは無言でそれを示してくれたように感じています

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